Q. アジャイル開発において、ドキュメント作成の一般的な指針を教えてください

どのようなドキュメントがいつ、どの粒度で必要なのかはプロダクトやプロジェクトに依存します。 プロダクトやプロジェクトにはそれぞれ固有の品質基準があり、それはアジャイルやウォーターフォールといった方法論の違いによって変わるものでもありません。 したがってプロジェクト冒頭でプロダクトオーナーやステークホルダー(品質管理部門や顧客など)と「なんのために」「どのようなドキュメントが」「どのような記述レベルで」「いつまでに必要なのか」を決定してください。 誰も使う予定のないドキュメントはムダなので作成は不要です。

また、チーム内の議論のためのドキュメントであればWikiなどを活用して、ドキュメント作成やメンテナンスの負荷を下げる必要があります。 メンテナンスされていないドキュメントは事故を起こす可能性があるため、機能の実装や更新とあわせて変更しないといけませんが、このときドキュメントが多すぎると必ず不整合を起こすため、数を減らす・一箇所に集める・自動生成するといったことを検討してください。