Q. スプリントの長さは固定ですが、祝祭日があって営業日が減る場合はどうしたらいいですか?

スプリントプランニングやスプリントレビューは定期的に実施することにメリットがあるので、基本的に曜日を固定することをお勧めします。 つまり祝祭日があった場合は、その分スプリントの稼働日数は減ります。 開発チームが使える時間も減るので、計画ではそれを考慮して、取り組むプロダクトバックログアイテムを減らすのが一般的です。 また研修などでの不在や休暇も考慮に入れるとよいでしょう。 スプリントの総稼働可能時間から不在の時間や各種イベントの時間を抜いたものが開発チームのキャパシティになります。 キャパシティを超えたタスクに取り組もうとしても終わらないので、スプリントプランニングでタスク量とキャパシティを比較し、タスク量が多すぎる場合は末尾のプロダクトバックログから順番にスコープから外していきます。 キャパシティについてはあらかじめ20〜30%程度のバッファを取っておくと安心です(間違っても1日8時間全部が開発に使えるとは決して思わないようにしてください)。

なお、日本は月曜日に休日が多いので、スプリント開始日を月曜日にしない方が運用しやすいと思います。