Q. スクラムマスター資格の認定団体の違いを教えてください

スクラムマスター資格は認定団体が複数あるので、日本語で受講可能な研修(同時通訳を含む)がある団体や企業を簡単に紹介します。 なお、認定資格の有無は直接的にスクラムマスターとしての価値やスキルを示すものではありません。自身による継続的な学習と実践が重要なので、単に資格取得を目的化しないことをお勧めします。

  • Scrum Alliance
    • 米国のNPO法人。もともとはScrumの父ジェフ・サザーランドやケン・シュエイバーも参加していた
    • 世界各国でスクラムマスターコースを始めとして、スクラムに関するさまざまな認定研修や認定資格を提供している
    • グローバルでの認定者は3者のなかでいちばん多い
    • 講師ごとにトレーニングマテリアルや教え方は異なる
    • 研修を受けずに認定を受けることはできない
    • 日本では複数の会社が提供している。日本人トレーナーもいる
    • スクラムマスターの認定資格名は、「Certified ScrumMaster® (認定スクラムマスター)」
  • Scrum.org
    • ケン・シュエイバーがScrum Allianceを離脱して作った企業
    • 世界各国でスクラムマスターコースを始めとして、スクラムに関するさまざまな認定研修や認定資格を提供している
    • 講師に関係なく、Scrum.orgが用意する共通のトレーニングマテリアルを利用する
    • 研修を受けずに、認定試験だけを受験することができる
    • 日本ではITプレナーズ社が同時通訳付きでトレーニングを提供している
    • スクラムマスターの認定資格名は、「Professional Scrum Master® (プロフェッショナルスクラムマスター)」
  • Scrum Inc Japan
    • ジェフ・サザーランドが米国で作った企業であるScrum Incの日本法人(Scrum IncとKDDIと永和システムマネジメントの合弁会社)
    • 日本のみで「Scrum Inc.認定スクラムマスター」のコースと認定試験が提供されている
    • 研修を受けずに認定を受けることはできない