スクラムガイドでは「役割」から「責任」という表現に変わりましたがなぜですか?
スクラムガイド2020では、いままでの「役割」(Role)という表現から、「責任」(Accountability)という表現に変わりました。 その理由は次のとおりです。
- スクラムマスターやプロダクトオーナー、開発者がそれぞれ説明責任を持つのを明らかにしたこと
- スクラムマスターやプロダクトオーナー、開発者は、組織の役職や肩書、職種、ジョブディスクリプションではないのを明らかにしたこと
- つまり、会社で「プロダクトマネージャー」という肩書を持つ人が、スクラムチームのプロダクトオーナーを担うのはおかしなことではありません(もちろん「エンジニア」という肩書の人でもプロダクトオーナーを担えます)
- スクラムチーム内で、誰がどの説明責任を担うのかを変更できるようにもなります
- 説明責任は委譲できませんが、実行責任は委譲できます。これによってスクラムチーム内の作業分担に柔軟性が生まれます