複数チームのスクラムマスターをしているとき、すべてのチームのイベントに全部参加しなければいけませんか?
スクラムガイドを確認してみましょう。要約すると以下のようなことが書かれています。
- スプリントプランニング
- スクラムマスターは参加者に目的を理解してもらうようにする
- スクラムマスターは、スクラムチームにタイムボックスを守るように伝える
- スプリントプランニングでは、スクラムチーム(プロダクトオーナー+開発者+スクラムマスター)がスプリントゴールを設定する
- デイリースクラム
- スクラムマスターは、開発者にデイリースクラムを開催してもらうようにする
- デイリースクラムは開発者のためのミーティングである。それ以外の人たちが参加する場合、開発者の邪魔にならないようにスクラムマスターが配慮する
- スプリントレビュー
- スプリントレビューでは、スクラムチームとステークホルダーがスプリントの成果をレビューする
- スクラムマスターはスプリントレビューが確実に開催されるようにして、参加者には目的を理解してもらうようにする
- スクラムマスターは関係者全員にタイムボックスを守るように伝える
- スプリントレトロスペクティブ
- スクラムマスターは、このミーティングがポジティブで生産的になるようにする
- スクラムマスターは、全員にタイムボックスを守るように伝える
- スクラムマスターは、スクラムのプロセスを説明するために、チームメンバーとして参加する
つまり、スプリントプランニング、スプリントレビュー、スプリントレトロスペクティブにはスクラムマスターが必要ですが、デイリースクラムは開発者が自分たちでうまくできているなら必須ではないことになります。