Q. プロダクトオーナーは1人だと単一障害点になると思うのですが、なにか対策しますか?

プロダクトオーナーは委員会ではなく1人の人間であると明記されているとおり、単一障害点になりやすい存在です。たとえば、プロダクトオーナーが忙しすぎてイベントへの参加が不安定になったり、開発チームからの質問に答えられなくなったりすると開発が順調に進まなくなります(開発チームが忖度して進めた結果、意図しないものが出来上がることもあります)。

このような状況を防ぐには、プロダクトオーナーにプロダクトオーナーしかできない仕事をしてもらうように、抱えている仕事を棚卸ししてほかの人にやってもらうようにしたり、スクラムマスターや開発チームがプロダクトオーナーのサポートをするようにします。

スクラムチームとして成果を上げるには、プロダクトオーナーが機能することが前提になるので、スプリントレトロスペクティブなどでプロダクトオーナーが抱えている問題を明らかにして改善していくとよいでしょう。