プロダクトバックログアイテムのフォーマットや含めた方がいい項目を教えてください
プロダクトバックログアイテムのフォーマットや項目に書き方に決まりはありませんが、以下を注意しておくとよいと思います。
- 仕様書ではなく、関係者の会話の道具なので、スクラムチームやステークホルダーなど多くの人が理解できるようにする
- 単に「●●機能」のような書き方をしても理解できないので、誰が何をできるようになるのか、それがどのように役に立つのか、つまり価値が分かるようにしておく。これを実現するのによく使われるフォーマットがユーザーストーリー
- すべてのプロダクトバックログアイテムを同じフォーマットで記載する必要はない。ユーザーストーリーで書いた方が伝わりやすいものもあれば、技術的な用語などを使って専門的な書き方をした方がよいものもある
- 同じくすべてを同じ粒度で記載する必要もない。プロダクトバックログの上位になるほど具体的かつ詳細、下位になるほど粗くする。最初から全部を細かくするのは時間の無駄
- プロダクトバックログリファインメントなどで定常的に手入れをしていく過程で、必要な項目は足していけばよい。最初からたくさんの項目を用意しようとしない
ある企業では、以下のような内容をプロダクトバックログアイテムに含めているそうですが、やりながら改善していけばよいでしょう。
- 解決すべき課題
- ユーザーストーリー
- プラットフォーム
- KPI
- リリース希望日
- 見積り
- リスク
- 関係者
- 参照情報
プロダクトバックログアイテムの分割の指針については、別で紹介します。