スプリントレビューにステークホルダーが参加していますが、あまり反応やフィードバックがありません。どうしたらよいでしょうか?
スプリントレビューでステークホルダーの反応が薄い場合、いくつかの要因が考えられます。 たとえば次のような場合です。
- レビューが進捗報告的になっており、フィードバックをしにくい雰囲気になっている
- フィードバックを求められているという認識がステークホルダー側にない
- ステークホルダーの関心がないインクリメントを提示している
改善するには、以下のような点を考慮するとよいでしょう。
- スプリントプランニングでスプリントゴールを決めたりプロダクトバックログアイテムを選択する段階で、「誰からどんなフィードバックをもらいたいか」を明確にしておく
- スプリントレビューの冒頭で、「今回見てほしい点」や「意見がほしい点」を明示する
- 参加者の人数や上下関係などが原因で発言しにくい雰囲気になっている場合は、テキストチャンネルや匿名チャットを併用するなど形式を工夫する
- ステークホルダーの選定そのものを見直す。適切な関心と責任を持つ人が参加しているか確認する
スプリントレビューは、インクリメントの状況を検査し、プロダクトの適応を行う重要な機会です。 スプリントレビューの進め方自体を常に検査して、機能するようにしてください。